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デリバリー3社の手数料比較

Uber Eats・出前館・menu の加盟手数料・配達エリア・タブレット供給を比較しました。複数加盟するか1社専属にするかは、業態と立地で判断してください。なお楽天ぐるなびデリバリー (旧 楽天デリバリー) は2022年7月24日にサービス終了済のため本表からは除外しています (詳細: 楽天デリバリー終了のお知らせ)。

3社の比較表

サービス 手数料 加盟金 最低注文額 特徴
Uber Eats 35% 0円 1,500円〜 全国シェア最大手・客層幅広い
出前館 30-40%(プランで変動) 0円 1,000円〜 国内シェア大・現金決済対応・配達員自社運営多
menu 10-35%(条件で変動) 0円 1,000円〜 テイクアウト対応・手数料柔軟

※ 各社の手数料・加盟条件は変更されることがあります。最終的な検討は各サービスの最新公式情報で再確認してください(最終確認日: 2026-05-21)。

選び方の3つの軸

  1. 配達エリア: 出前館は地方都市まで配達可能、Uber Eats・menuは都市部中心。立地で選択肢が決まる
  2. 客層: 客単価高めはUber Eats、ファミリー・現金客は出前館、テイクアウト・若年層はmenu
  3. 手数料: menuが条件次第で最も低水準。Uber Eatsは手数料35%だが客数で稼げる構造、出前館は30-40%でプラン選択肢が多い

複数加盟のメリット・デメリット

観点 1社専属 複数加盟
注文数 限定的 2-3倍に増加
オペレーション負担 低(タブレット1台) 高(タブレット複数・調理ピーク重複)
手数料の最適化 難しい 注文ごとに条件のいい方に流せる
キャンペーン 1社のキャンペーン依存 各社のキャンペーン重ねがけ

手数料を引いた「手元に残るお金」の試算

デリバリーは手数料が売上の30〜40%かかるため、店内飲食と同じ感覚で価格を決めると利益がほとんど残りません。手数料と原価率を引いた後に手元へ残る粗利率を、組み合わせ別に試算したのが下表です(人件費・配達連携の工数は含まない、原価には容器・包装代を含めた想定)。

手数料率\原価率 原価28% 原価32% 原価36%
手数料30%42%38%34%
手数料35%37%33%29%
手数料40%32%28%24%

※ 手元粗利率 = 100% − 手数料率 − 原価率。ここから人件費・水光熱・販促費を支払うため、実際の営業利益はさらに小さくなります。

たとえばデリバリー月商50万円・手数料35%・原価32%なら、手元に残る粗利は約16.5万円(33%)です。この中から調理・梱包にかかる人件費を賄うため、デリバリー専用メニューは「店内価格より1〜2割高い設定」「原価率を抑えた商品構成」が黒字化の前提になります。

業態別のデリバリー向き・不向き

デリバリーは業態によって相性が大きく異なります。単価・調理時間・冷めにくさ・容器適性で、向き不向きを整理しました。

業態 相性 理由
カレー・丼もの冷めにくく容器適性が高い。原価率も抑えやすく単品で完結
唐揚げ弁当テイクアウト需要と親和。まとめ買い・ファミリー注文が入りやすい
ラーメン専用容器で麺のびを抑えれば成立。スープ漏れ対策が必須
ピザバーガーもともとデリバリー前提の商品設計。単価も確保しやすい
寿司・刺身鮮度・温度管理がシビア。配達時間が品質に直結
焼肉・鉄板系「焼く体験」が価値の中心。デリバリーでは魅力が伝わりにくい

手数料以外に見落としがちなコスト

手数料率だけで比較すると、開業後に「思ったより残らない」状態になりがちです。手数料に含まれない以下のコストも織り込んで価格設計してください。

  • 容器・包装代: 1注文あたりおおむね100〜200円。客単価1,500円なら原価に7〜13%上乗せされる
  • メニュー写真の撮影費: 注文率は写真の質に左右される。プロ撮影を入れるか自前で品質を担保するか
  • プラットフォーム内の広告・上位表示費用: 露出を増やす任意オプション。手数料とは別建てで発生する
  • 決済・振込手数料: 売上入金時の控除。プランによって条件が異なる
  • 欠品・キャンセル対応: 在庫切れでの提供不可はアカウント評価の低下につながり、検索順位に影響する

注意点

  • 手数料35%前後は売上の3分の1。デリバリー専用メニューは原価率を下げる工夫が必要
  • 配達員のミス・遅延による評価低下のリスク(特に出前館・Uber Eatsの配達員は他社プラットフォーム掛け持ち)
  • 店内営業のオペレーションを圧迫しないよう、ピークタイムのデリバリー受注上限を設定
  • デリバリー専用業態(ゴーストレストラン)は別ページで詳細解説

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最終確認日: 2026-05-21