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串カツ屋の利益率

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業界平均値の分布 (視覚化)

最小 (min) 〜 最大 (max) のレンジと、業界平均 (avg) の位置を視覚的に確認できます。自店の数値が「業界平均より高いか低いか」を直感的に把握する目安として活用してください。

営業利益率
8% 平均 18% 25%
FL比率
52% 平均 58% 65%
原価率
33% 平均 36% 40%
人件費率
20% 平均 22% 28%

串カツ屋業界の営業利益率は 8-25%(平均18%)。本ページでは利益率を決める3要素(FL比率・家賃比率・客単価×回転率)を解説し、現場で使える改善の打ち手をまとめます。

業界平均の利益率 (個店ベース)

指標最小平均最大
営業利益率8%18%25%
FL比率(食材+人件)52%58%65%
原価率33%36%40%
人件費比率20%22%28%

串カツ屋の利益構造

串カツ屋の利益式は 売上 - 食材費 - 人件費 - 家賃 - 水光熱費 - その他経費。立地は駅前・繁華街・オフィス街・観光地が主軸で、サラリーマン客(平日19-22時)と観光客(週末)の両取り。大阪・関西圏は発祥地としてブランド力強。東京・名古屋は新世界系・FC系の差別化が必要。という特性があります。串カツ屋業界の FL比率平均58%、人件費比率平均22%、原価率平均36%が黒字化の目安となります。

試算で見る 串カツ屋 の利益構造

18坪・28・客単価2,200円・回転率1.8回・営業26日のケース

月商288.288万円
FL費(食材+人件)167.107万円
家賃28万円
水光熱13万円
その他経費20万円
営業利益60.181万円(21%)

串カツ屋の利益率を伸ばした成功事例

串カツ屋業界の現場で利益率改善に成功した3つのパターンです。シナリオ・伸びた要因・再現条件を併載しているため、自店との適合性を判断できます。

繁華街駅前:月商320万円で利益率24%

シナリオ繁華街駅前16坪・席数26、客単価2,400円・1日58名・月商322万円達成。サラリーマン需要(平日19-22時)で稼働率80%、串1本180円平均で1人12本注文。家賃比率10%・人件費比率20%・FL比率57%・営業利益率24%。投資1,400万円を3年で回収。

伸びた要因繁華街駅前のサラリーマン需要 + 串1本低単価×大量注文の組合せ

再現条件ターミナル駅徒歩3分以内、夜間人口5,000人/日以上が見込める立地。立ち飲み・カウンタースタイルで席稼働率を高める。

大阪新世界系:観光客で月商280万円・回収2.5年

シナリオ大阪新世界エリア15坪・席数24、客単価1,900円・1日65名(週末1日100名)・月商281万円達成。観光客比率60%、SNS映え戦略でリピート・口コミ拡散。投資900万円(居抜き活用)を2.5年で回収、家賃比率7%・人件費比率22%・営業利益率26%。

伸びた要因大阪発祥地ブランド力 + 観光客向けSNS戦略 + 居抜き物件で投資圧縮

再現条件大阪・関西圏の観光集積エリア限定。新世界・通天閣周辺は競合密度高、空き物件確保が課題。居抜き活用で投資を900-1,200万円に抑える。

オフィス街サラリーマン:客単価2,500円で利益率22%

シナリオオフィス街18坪・席数28、平日メインで客単価2,500円・1日55名・月商349万円達成。ハイボール・サワー比率60%で原価率33%維持、ハッピーアワー(17-19時)で早い時間帯の集客強化。家賃比率9%・人件費比率21%・営業利益率22%。

伸びた要因オフィス街サラリーマン需要 + ハイボール・サワー中心のドリンク構成で原価率抑制

再現条件オフィスワーカー10,000人/日以上が見込める立地。ハッピーアワー設計でディナーピーク前の17-19時稼働率を高める。

串カツ屋で利益率を落とす典型パターン

串カツ屋業界で利益率を毀損する3つの失敗パターンです。事前に把握しておくことで予防策を打てます。

原価率40%超:串ネタ過多 + 仕入れ単価上昇

シナリオ18坪・席数28で開業、客単価2,200円・回転1.8回・月商288万円。串ネタを50種類に拡大、仕入れロス増加で原価率が36%→41%に。ハイボール・サワーの値引きキャンペーン併用で利益圧迫、営業利益率21%→9%に後退、月次利益60万円→26万円。

警告サイン原価率が38%超を3ヶ月連続

予防策串ネタを定番20-25種類に絞り、季節限定5-8種類で回転。仕入れ単価の月次モニタリング、原価率33%超で即見直し。ドリンク値引きは時間帯限定(ハッピーアワー)で原価率コントロール。

換気不足:油煙クレーム + 営業停止

シナリオ18坪・席数28、ビル2Fで開業。標準的な換気設備のみで、フライヤー稼働時の油煙が上階・隣店に流入。開業4ヶ月で近隣クレーム発生、保健所指導により1週間の営業停止 + 換気設備増設工事(120万円)を実施。月商288万円→月商0円週 + 工事費負担で営業利益が▲100万円。

警告サインビル2F以上で標準換気のみ・フライヤー2台以上

予防策ビル2F以上の物件選定時は、専用ダクト工事(80-300万円)と脱煙脱臭装置(80-200万円)を初期工事に組込む。物件選定時に管理規約・既存ダクトの有無を確認。1F路面・独立店舗が換気制約の少ない選択肢。

立地ミス:住宅街郊外で1日25名・月商64万円

シナリオ18坪・席数28、郊外住宅街駅徒歩9分で開業。ディナー時間帯の通行量計測未実施のまま家賃15万円物件で開業、平日夜の客数20名・週末35名で1日25名・月商64万円。FL費37万円・家賃15万円・水光熱4万円・その他6万円で営業利益はギリギリ赤字。

警告サイン開業3ヶ月時点のディナー時間帯客数が想定60%未満

予防策出店前に半径1kmのディナー時間帯通行量(夕方6時・夜8時・夜10時の3回計測)を実地確認。駅徒歩5分以内 or 繁華街アーケード内に絞る。

監修者の現場コメント

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最終確認日: 2026-05-16